佐鳴予備校を運営するさなるは2011年4月7日、学習塾「名進研」を展開する教育企画(名古屋市)と、株式50%を取得することを柱に業務・資本提携したと発表しました。

佐鳴予備校を展開するさなるは、現在、静岡、愛知、岐阜の3県で280教室、生徒数は5万2000人と全国でもトップクラスの学習塾に成長していますが、グループ全体としては高校受験を対象にしたクラスが主な対象となっています。

近年、首都圏の啓明舎を吸収するなど中学受験向けのクラスの充実をはかっていますが、今回業務資本提携を行った名進研は名古屋で小学生向けの中学受験を対象にしたクラスが主力の学習塾です。

さなるは「名進県」を展開する教育企画から株式の50%を取得して関連会社としたことから、さなるの小中高で一貫教育の充実をはかる一環と九州と考えられます。

なお、さなるは2010年に学習塾「栄光ゼミナール」を展開する栄光の発行済み株式の30%強(間接保有分を含む)を取得し、提携を持ち掛けたが不調に終わり、2011年3月、栄光は進学会と資本・業務提携を締結、さなるは進学会に持っていた栄光株を譲渡することが明らかになっていました。

テレビ東京の2010年2月23日放送「ガイアの夜明け」で佐鳴予備校が特集されました。

題して「攻防!教育マネー?“格差時代”を生き抜く?」。

「ガイアの夜明け」の公式ページからその概略を紹介しましょう。


大不況到来で、ニッポンの将来を担うべき、子供たちの未来が危ない。

日本では、17歳以下の子供の7人に1人が、「貧困状態」にある。
3人に1人が非正規労働者、年収200万円以下の人が1000万人超。
働いていない親、働いていても収入の少ない親を持つ子供たちが、増えている。
日本の貧困率は、OECDの調査で貧困率約15.3%と先進国でワーストを記録。

「家の事情から、高校・大学の進学をあきらめて、結局収入の低い、非正規の仕事で生活を支えるような暮らしを強いられる・・・」

仕事の不安定な親を持つ子供たちの多くは、将来に不安を抱えながら就学している現状とも指摘されている。

民主党政権は、目玉政策として子供手当の支給を来春から始めるが、その一方で、学習塾を筆頭に教育ビジネスは、少子化から激しい生き残り競争に突入している。

資金力のある家庭の子供を小学校の時から囲い込もうと、学習塾間の競争は激しさを増しているのだ。

貧困層に陥ってしまった子供たちの教育問題、過熱する教育ビジネス戦争と、ニッポンの教育をめぐる現状は、まさに「格差時代」。

今冬の中学受験シーズンの動向を見つめつつ、不況下の教育マネーをめぐる、子供を持つ家庭、教育業界などそれぞれの攻防戦を追う。



民放テレビ総合情報サイトの「テレビドガッチ」ではさらに詳しく内容について書いてくれています。


【激動の学習塾業界  勝者の条件とは?】
静岡県・愛知県を中心に180校を展開する「佐鳴予備校」(株式会社さなる)。

首都圏ではあまり知られていない。だが、売上高137億円、経常利益は12年連続で全国1位と抜群の強さを誇っている学習塾だ。全国の塾に先駆けて授業料を2割?5割値下げするなど、この不況下で生徒のつなぎ止めにも余念がない。

現在、戦国時代と言われる学習塾業界。日本各地で様々な塾が入り乱れて、生徒獲得合戦を展開している。そうした中、生徒に「学校は休んでも、さなるには行く」と言わしめるその授業は、他の大手塾も注目している。

理由はその授業を見れば一目瞭然。さなるは約20億円をかけて授業のIT化を推進。電子ホワイトボードで映像・CGをふんだんに使う。もちろん、単に映像を流すだけでなく、途中で一時停止し、電子ペンで補足説明やキーワードを書き込むなど、教師は自分に合ったやり方で映像教材を使いこなす。

そのためには、教師力のアップが必要不可欠。若手教師は、ベテラン教師の授業を録画し、授業の進め方を勉強する。そして、生徒のいない教室で「シャドー授業」をし、それを先輩教師がチェックし指導する力の入れようだ。

【老舗塾買収、その狙いとは?】
一見、向かうところ敵なしに見える「佐鳴予備校」。

だが、課題もある。それは、「中学受験」。

実は近年、ゆとり教育への不安などから、私立の中高一貫校を受験させる親が急増。今後も増え続けると予測されている。

しかし「佐鳴予備校」はこれまで、主に高校受験で実績を残してきた学習塾。中学受験専門のコースを設けているのは、180校舎のうちわずか4校舎。そこで、さなるは、難関私立中学で実績のある東京の老舗塾「啓明舎」を昨年11月に買収。中学受験のノウハウを吸収する、様々な取り込みが始まった。

不況の中、生活費を切り詰めてまで中学受験に挑む親子。合格実績を残し、中学受験という新たな“市場”を開拓したい、さなる。色々な思惑が交錯する中、それぞれにとっての「絶対負けられない闘い」に密着する。


佐鳴予備校の中学受験への試みは興味深いですね。

独自のノウハウが必要と言われる中学受験、受験者数が頭打ちになる中、首都圏の中学受験の雄、サピックスも網の目のように主要駅周辺に新校舎を展開し、抜かりはありません。

そういう地域にどう佐鳴予備校が切り込んでいくのか。

「佐鳴予備校」を運営する学習塾中堅のサナルが、学習塾業界売上第2位で首都圏を中心に全国で展開する集団指導塾「栄光ゼミナール」などを運営する栄光の発行済み株式の32.18%を取得したことが2010年9月8日付で、関東財務局に提出した大量保有報告書で明らかになりました。

サナルは、今月9月1日に栄光の創業家の資産管理会社エム・アイ・シーから株式の6.24%を7億6570万円で取得。3日には栄光の創業者の資産管理会社で25.94%を持つ信和管財を買収したようです。

これによりサナルが栄光の実質的な筆頭株主となり、両社は指導ノウハウの共有など業務面でも提携する見通しです。栄光の経営陣はさなるによる株式取得に賛同している。

首都圏を地盤とする栄光の2010年3月期の売上高は396億円と前の期に比べ4%減少。今期は2期連続の減収になる見込み。09年末に通信教育大手のZ会を傘下に持つ増進会出版社(静岡県長泉町)が栄光に約16%を出資、学習塾と通信教育の連携を進めつつある。栄光は「増進会との提携は維持したい」(グループ統括室)という。

一方、さなるの10年6月期の売上高は138億円でほぼ横ばい。

佐鳴予備校は、2009年11月、首都圏の学習塾「啓明舎」を吸収合併したようです。

啓明舎は産経新聞によれば、


東京、横浜の2校のみで生徒数は約600人。開成や麻布、桜蔭、女子学院といった超難関私立中への高い合格実績を誇る少数精鋭の塾として知られる。しかし、ほかの塾が小学校低学年からの受け入れを進め、各地に教室網を広げるなか、規模が小さい啓明舎は苦戦していたという。
ということで、佐鳴は着々と全国への地盤固めをしているようです。

佐鳴は2007年に九州の株式会社ヒューマンネットワーク(九大進学ゼミ)を子会社化、さなるグループとして1都12県にエリアを拡大、この時点で生徒数4万4000名になり、このあとも、2008年11月に静岡県内の三島進学ゼミナールを子会社化して地場を固め、2009年10月、高校生向け映像学習システムCOMETS(株式会社コメッツ)を吸収合併し、東進ハイスクールとのFC提携を解消、本格的に大学入試事業に参入、さらに今回、首都圏の中学受験の啓明舎を吸収合併し、佐鳴は、今後、首都圏でも中学受験を中心とした新設校舎の展開を予定しています。

今回、佐鳴が吸収合併した中学受験の「啓明舎」の概要は、

会社:株式会社啓明舎
設立: 1984年
資本金: 3,585万円
従業員数: 32名
売上高:
7億4000万円(2007年8月期実績)
7億3000万円(2006年8月期実績)
6億8000万円(2005年8月期実績).

の規模の学習塾でこれまで同様、佐鳴らしい小さいながらもしっかりした学習塾を傘下に収めたという感じです。

全国への水平展開、そして小中高校生の中学受験・高校受験・大学受験の垂直展開の準備も整い、縦横無尽にこれから学習塾業界を東進のナガセなどと対抗しながら、大暴れしてくれそうです。
 
 
 
 集中して勉強をさせるために親ができること


佐鳴予備校は2008年12月、静岡県の三島進学ゼミナール(三島市)と業務・資本提携を行うようです。

現在、佐鳴予備校は三島市の日の出町に三島本校が、幸原町に幸原校があり、小中学部と個別指導コースを展開しています。

三島市は佐鳴予備校にとって、静岡の拠点校があり、今回の三島進学ゼミナールと業務・資本提携することでライバル校をグループ化し、事実上手中に入れることになります。

2007年に九大進学ゼミとの資本提携が行い、グループ全体で全国1都12県に拠点数320校、生徒数44000名となりましたが、これにライバル校の三島進学ゼミナールの生徒約4500人(2008年現在)がグループとして加わることにより、生徒数は5万人弱となります。

なお、さなるは今回の三島進学ゼミナールとの資本業務提携を九大進学ゼミとの資本提携同様に、地域の塾との協調路線方式で進め、塾名や指導方法は九大進学ゼミ同様そのまま残し、運営していく方針のようでさなるの手堅い、また反発を生まない路線が他の塾にも影響を与えそうです。

佐鳴予備校の2008年度経営数値
従業員: グループ計652(男468・女184)名 
売上高: グループ計148億8,129万円
経常利益: グループ計33億3,761万円
財務指標: 2007年6月の決算内容(株式会社さなる単独)
経常利益率    25.9%
自己資本率    72.2%

ここで今回佐鳴予備校が業務資本提携する三島進学ゼミナールの概要についてまとめておきます。

三島進学ゼミナールは静岡県三島市に本部を置く学習塾で、1975年に初代塾長谷澤秀行氏が三島市東町にて7名の生徒で個人塾としてスタートしたのが始まりで今日まで地元で圧倒的な合格実績を出してきた塾です。

創業以来、地域に根ざした理想の塾のあり方を求め、分塾展開を行わず一教室で経営。
1994年には一教室・小中学生だけで生徒数が1000名を越えるほどになりました。

1995年に開校20周年を機に新規校舎を開設。以後、下土狩校、修善寺校を開設。
2000年には静岡のトップ高校韮山高校への合格者数が134名となり、高校の募集定員の5割に迫りました。

2002年には沼津本部校、2004年には裾野校も開設、この年に生徒数が3000名超えています。

2007年、2代目塾長に谷澤靖洋氏が就任、2008年、大学受験の河合塾マナビス三島校を開設し、現在に至っています。

三島進学ゼミナールの最近の合格実績
※数字はすべて、7ヶ月以上通塾し、かつ、1月まで在籍していた生徒の進学実績

静岡県立韮山高等学校の合格者数
平成20年度126名
平成19年度146名
平成18年度145名

静岡県立沼津東高校の合格者数
平成20年度60名
平成19年度58名
平成18年度47名

中学受験の合格実績
平成20年度 
日大三島中学 12名受験して12名合格
暁秀中学 4名受験して4名合格
不二聖心中学  3名受験して3名合格

 
 

子供の成績のことで悩んだら、こうしてみよう!


さなるが九大進学ゼミ(ヒューマンネットワーク)を傘下におさめ、子会社化ました。これによってさなるグループは、一気に1都12県で310教室を持つことになり、生徒数44,000人、従業員数659人、売上高137億円 、経常利益36億円と日本でも有数の塾になってきました。

全国1都12県 310校に展開する県は、東京都・愛知県・静岡県・岐阜県・石川県 福岡県・大分県・鹿児島県・熊本県・佐賀県・長崎県・宮崎県・山口県 。

以下は九州進学ゼミを吸収合併した記事。

2007/02/28  日本経済新聞社
 九州全域で小中学生向け学習塾「九大進学ゼミ」を展開するヒューマンネットワーク(福岡市)は中部・静岡で学習塾を展開する、さなる(東京・新宿)の傘下に入る。さなるが27日、ヒューマンネットの発行済み株式数の60%を取得したと発表した。さなるからコンピューターを使った教育システムなどの支援を受ける。

 1月末、ヒューマンネットの株式約1200株をさなるが25億円で取得し子会社化した。さなるが得意とする、学習到達度に応じた個別コンピューターシステムや、動画・画像を投影機でホワイトボードに映し出す教育システムをヒューマンネットが導入する。

 ヒューマンネットは福岡、佐賀、長崎などを中心に123校を運営。生徒数は1万2000人で2006年3月期の売上高は33億円。さなるは愛知、静岡などの「佐鳴予備校」190校で3万人規模の生徒が受講している。06年6月期の売上高は102億円。

2007/02/28 
学習塾「佐鳴予備校」を展開するさなる(東京・新宿)は27日、九州で学習塾を展開するヒューマンネットワーク(福岡市)を子会社化したと発表しました。ヒューマンネットの発行済み株式数の60%を取得した。さなるがコンピューターを使った教育システムを提供する。少子化で生徒獲得が難しくなっていることから、九州に進出し業容拡大を目指す。

1月末、ヒューマンネットの株式約1200株を25億円で取得し子会社化した。さなるが得意とする、生徒の学習到達度に応じた個別コンピューターシステムや、動画・画像を投影機でホワイトボードに映し出すシステムを提供する。講師の交流を通じ学習指導のノウハウを共有する。

さなるは愛知、静岡、岐阜、石川の4県に190の校舎を展開。生徒数は3万2000人に及ぶ。2006年6月期の売上高は102億円。ヒューマンネットは九州全域に「九大進学ゼミ」を123校運営している。06年3月期の売上高は33億円。


九大進学ゼミ


九大進学ゼミは、日本の福岡県福岡市に本社を置く株式会社ヒューマンネットワークが展開する、小学生、中学生、高校生を対象とした学習塾・予備校である。福岡県を中心とした九州7県と山口県に校舎を開設していた。
そして、株式会社ヒューマンネットワークは、平成20年1月1日より株式会社さなる九州に社名変更しました。

九州が熱い!

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現代実力塾研究「佐鳴予備校」
内容紹介
教育産業も少子化で淘汰の時代を迎えている。熾烈な競争を勝ち抜いていけるのは、市場のニーズを踏まえ、特徴ある授業と戦略的な経営を行う、限られた塾・予備校だけだ。業界のダイナミックな動きのなかで、父母と子供の支持を集めながら成長を続ける各地域の有力塾・予備校に焦点を当て、その動向を経済・経営的視点でとらえながら、父母をはじめ広く社会一般、産業界に伝えていく。本シリーズで取り上げるのは、いずれも各地域でトップクラスにあると同時に、その地位に甘んずることなくアグレッシブに事業展開を図る地域のリーダー塾。

<佐鳴予備校について>東海圏トップクラスの塾としてのブランドを確立した「さなる」。利益率も9年連続で業界ナンバーワンを達成した。なぜ、生徒と父母は「さなる」を頼って集まるのか。生徒・父母の目を通して見た「さなる」の魅力と、その魅力の源泉となる「さなる」の教育理念、それを実現する様々な教育システムをわかりやすく解説する。また、競争の厳しい中京圏で勝ち抜いてきた佐藤代表の経営的手腕にも注目し、多面的に「さなる」という企業を紹介する。*ISBN:978-4-86130-218-3


2007/08/15 静岡新聞
中3生が「必勝」誓い夏合宿 佐鳴予備校
%E4%BD%90%E9%B3%B4%E4%BA%88%E5%82%99%E6%A0%A1%EF%BC%92.jpg教師の話を聞く中学生=函南町桑原

 佐鳴予備校は14日、高校受験を控えた中3生を対象にした2泊3日の夏期合宿を函南町内で始めた。進学校を目指す県内各地の同予備校生が参加する“真夏の猛特訓”で、約700人が「必勝」の鉢巻き姿で臨んだ。

 初日、生徒は学力テストを実施して順位別の17クラスに分かれた後、バスで合宿地に到着。開校式で気合を入れて授業を開始した。約30人の教師陣も鉢巻き姿。授業やテストは午後10時までスケジュールが組まれ、勉強時間は計25時間以上に達する。

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小学生クラスの特色  2010年3月入塾生のための入塾テスト  佐鳴、2009年3月から授業料を大幅値下げ!  
中学部
中学生クラスの特色  2010年3月入塾生のための入塾テスト  佐鳴、2009年3月から授業料を大幅値下げ!  
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さなる個別パートナー  
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